2016年10月29日

日本の美

 表紙は第3回 住友不動産販売 ステップフォトコンテストのグランプリ作品「INISHIE」です。

少し前のこと。

Free MagazineJapanese Sense of Beautyが発行されました。

国立国会図書館の書誌情報

私も撮影協力にて挿絵のような写真作品(表紙含む)を提供させて頂いております。

フリーペーパーの詳しい概要は以下をご参照ください。

近代建築の有効活用を目指すNPO・銀聲舎(本部:和歌山県和歌山市)は、Winesap Translation LLCその他の団体の協力のもと、「和歌山市民のための和歌山観光ガイドブック fallin'land」の続編となるフリーペーパー「Japanese Sense of Beauty」を大阪府大阪市・滋賀県近江八幡市その他関西一円にて無料配布いたします。
裏表紙にはLGBTを示す6色の虹色マークが付されています。このマークを意識したのち再度中身を読むことで、またちがった読み方ができるように設計しております。

銀聲舎HPより引用



ガイドブックとして日本の美を感じさせるような紹介が全編にわたって英語で記されています。基本的に外国から日本(関西圏)に来られた方々に向けた観光本です。

読んでみると、日本人にも『なるほど〜』と思わせてくれるものであり、読み応えと美しさのある記述に感動できると思います(^ ^)

※英語が読めなくても大丈夫。日本語カードも付属しております。

そして概要にあるようにLGBTという普段は聞き馴れない言葉もあり、現代の社会を通じていろいろと考えさせられることもあります。仕事柄、多くの芸術家さんとお会いしてきましたが、どちらかと言えば分け隔てのない芸術関係の人には多いような気がします。

私は女性をこよなく愛する普通の男の子ですが、芸術の分野に関わっていると、作品に人生観や性に関する複雑な感情を表現されているものを見かけることがよくあり、人それぞれに様々な考えや悩みなどが見受けられるような気がします。

こういったことが隠されるものでなく、ごく普通なこととしてとらえられることが、これからの時代なのかなと思います。

本のなかにも1ページだけ、その辺りを意識しながら読むとやっぱり「なるほど〜!」と驚けるような「恋のお話」もありますので手にした方は読んでみて下さい。


 ビワコビエンナーレで展示している私の作品。

ちなみに、滋賀県の近江八幡旧市街において11月6日まで開催中の国際芸術祭BIWAOKビエンナーレ2016でも『Japanese Sense of Beauty』を入手することが可能です。見つからない場合は「まちや倶楽部(総合案内所)」のスタッフにお尋ねください。

私の作品も※旧中村邸に展示しておりますので、機会がございましたらぜひ訪れてみてくださいませ。
※豊臣秀吉の家臣、中村(灰屋)久兵衛の屋敷跡。今なお道に面している扉には"中"の紋が見受けられます。

開催期間はあと一週間です!!

2016年11月6日(日)までとなります。
※木曜日はお休み。














おまけ


秋は仕事が忙しくてお休みなしで4週目に入りました。
忙しいということは本当にありがたいことです。

しかしながら。

さすがにちょっと疲れております(^ ^;)熱も上がったり下がったり。



そんなある日。

小さな子猫♀が迷い込んで来まして。

これから寒くなるし、外で寂しそうにして鳴いている姿を見て放っておくわけにもいかず、当然のように保護をいたしました。


病院で検査したり、いろいろと大忙しでしたが、最初は衰弱気味だったものの今は元気になっております。

他にも家猫が2匹おりますので仲良くしてくれるのかが心配ですが、めでたく3匹目の飼い猫となりました。

ということで。

猫にほっこりとさせて頂いおります(・ω・*)♪カワイイ

2016年10月13日

ぷるぷる娘


かなり前のこと。

前々より、なんとなく気になっていたものがございまして。

車で走行していると、時よりカラフルな容姿の物体に目を奪われることがありました。

どちらかと言えば、安全運転のために、より集中力が高くなるオートバイで走行しているときに目に留まりまして「それ」が飛び出してきそうな気配を感じます。

また、車で走行しているときは、まるで「ヒッチハイク」のような感じがしないでもありませんでした。


走行しながらは危険ですので、徒歩で接近すると。


『ももぷる』


と書いてあります。

桃らしき風貌は怪しくも素敵な笑顔でした。





次に見つけたのはかきぷる』でした。

和歌山と言えば柿です(生産量は日本一)。

しかし。

これはなんなのだろうかf(・ω・;)?





さらに『じくぷる』という無花果のような何かも発見。

人畜無害感がたまりません。













これ以降、他のキャラクターを見つけるのに苦労しましたが。。。














まさしく田舎といえるような景色の片隅に「それ」はおりました。





 仕事の前に捜索。せっかくですのでメロディと記念撮影w

『さくぷる』八朔ですね。

容姿が健康的そのものです。





続いて『きうぷる』

紀の川市ではキウイフルーツも育てられているみたいですね。

ということを連想させてくれます。






そして最後に「いちごっぷる」を発見。



この近くはいちご狩りが盛んです。






さて(笑)







これらの可愛いキャラクターは何なのかと思いまして。


少し調べてみると和歌山県は紀の川市特産の果物をイメージしたフルーツキャラクターぷるぷる娘を『飛び出し坊や』に見立てて設置されたものとのことでした。

『飛び出し坊や』
児童が道路に飛び出して自動車などと接触する事故を防止する目的で、ドライバーへの注意喚起のために、通学路などに設置されている看板のことである(Wikipediaより引用)。


市民らが主体の『フルーツ・ツーリズム研究会』さんが240枚(予備として保管されているものを含む)を寄贈されて、市内各所の交通安全に役立てられているそうです。

目立つところにこういった看板があるとドライバーやライダーに対して注意が促されますから、交通事故を抑制や地域の安全にも有り難いことだと思います。

そういえば。

しばらく前に地元のオー◯バックスのある大きな交差点でパトカーがスピンをしたのには驚きました。

私と一緒にいた同乗者も目を丸くしておりましたが、横断歩道に人がいたらと思うとぞっとしました。場合によっては信号待ちで停止している私の車と衝突してしまう可能性もあります。

眼鏡をかけた若い警察官でしたが、雨上がりの濡れた路面の交差点で急発進はいかがなものかと思いました。交差点付近のドライバーは皆さん冷たい目線だったと思いますが、当人さんは笑いながら走って行ってしまったので二度ビックリ。

事故に遭遇しないためには自分で守ることが重要ですが、残念ながら避けられないこともあります。そういう意味では導入済みの四輪だけでなく、オートバイにもドライブレコーダーが必要な時代なのかもしれませんね。。。


地域には他にもこういったものがございまして、子供の多い住宅街や田舎道に設置されています。

ちなみに。

ぷるぷる娘は6種あるのですが、うち半分は自分で見つけられたのですが、朝や夜に怪しく徘徊するのは責任ある社会人としてはかなり気が引けます。市内とは言えど、けっこう広いので全部見つけるのは大変でして。

どうしようか悩んでいたところ...σ(´・ ω ・`)

たまたま遊びに来てくれた大学の先輩がこのキャラクターを知っておられまして、ご好意で内部資料的なものを入手してくれました。先輩は多方面にお顔の広く裏表のない誠実な方でして、本当に感謝を致しております。


ということで、何とかコンプリートでございます。


 気になっていたモヤモヤがすっきりしました。

気が晴れたところで桃のジェラート(紀の川市の桃山ではその名の通り桃が有名です)もいただきました。


季節限定だとは思いますが美味しいですよ。
夏に和歌山へ訪れた際にはぜひ♪



そして、今回のお話とは全く関係ありませんが(笑)



滋賀県の近江八幡にて『国際芸術祭BIWAOKビエンナーレ2016が開催中です(※どうもサーバーが重いせいかページが開くまでタイムラグがございます)

私も作品を展示しておりますので、機会がございましたらぜひ訪れてみてくださいませ。

開催期間は11月6日(日)まで。木曜日はお休みとなります。

 作品画像はモザイクをかけております(笑)


2016年10月3日

果てなきもの


先日のこと。

「第3回 住友不動産販売 ステップフォトコンテスト」の入賞作品展覧会が銀座清月堂にて行われました。

落ち着きのあるシックな画廊です。


今回、グランプリを授かりました作品の「INISHIE」も少し大きなサイズで展示されておりました。詳しくはこちら

会場は多くの写真ファンで賑わっておりました。

作品はどれも素晴らしい内容。

そして、どちらかといえば技巧的であったり、どこかで見たような作品よりも他にはないような個性を持った作品が多く選出されていた気がします。

綺麗なだけの「無味無臭」なものではなく、撮り手の気持が見えてくるような退屈しない作品でした。

過去のコンテスト作品を収録した図録もさりげなく置いてありました。

とても見応えがあり、良作揃いです。

ギャラリー内には、コンテストの審査や上位入賞作品を審査員の先生方が解説している映像が流されていました。

立ち止まって真剣に視聴している人が多かったのも印象的です。こういうのって面白いですね。

実のところ、私は自らの作品と一緒に写ることは珍しいかもしれません。

そして、なんとなく恥ずかしいのでありますf(^ ^;)


作品展の会場は和光や三越のすぐ近くでしたので、人の多さに圧倒されました。
とくに週末は歩行者天国ですから移動するのも大変です。。。

他にも銀座界隈のギャラリーを少しだけ見ることができましたが、諸々と時間がございませんでしたので時間的に見送る方向となりまして。

すぐ近くにはフィリップ・デュフォーを取り扱っているシェルマンやヴァシュロンのショップがあったので目の保養を兼ねて覗きたかったのですが(もちろん覗くだけです笑)こちらも時間的な問題で残念しました。

でも、少し歩いているだけで和歌山にないものをたくさん拝見することができます。

例えば、田舎では見ることの少ないアヴェンタドールや。

NSXなど(残念ながらデザインはイタリア車と比較するにはかなり厳しいと感じました。なんとなくR8っぽいかもしれません。せめて、あと5年早く出ていれば...)

都会ならではの楽しみがありました。



そして表彰式の会場はホテルニューオータニ東京で催されました。

日本のホテルの御三家と称されるだけに格調は申し分なく、広大な敷地にある日本庭園も広々としていてゆったりすることができました。

記念に一枚(笑)



表彰式は盛大な会場にて、とり行われまして。

住友不動産販売の会長であられます岩井重人氏より賞状やトロフィーを授けられました。

プロフェッショナル部門でのグランプリ受賞ということでありまして、大変な重みと責任を感じた瞬間です。


会場にいる多くの関係者の前で(プライバシー配慮のため、公の人のみ掲載させて頂いております)コンテストの審査員をされた写真家の織作峰子氏が乾杯のご挨拶をされました。

元ミス・ユニバースの日本代表をされたことでも有名でして、お写真で拝見するよりもずっと美しい方でした。



そうそうお会いする機会もございませんので記念写真など(^ ^)♪

小生の作品もご講評いただきまして大変光栄に思いました。

写真作品に対する考え方には芸術性があり、プリントの仕上げまでしっかりと拘ることの必要性など、プロフェッショナルとして、より踏み込んだ解説は勉強になりました。



お写真に向かって右側の取締役会長の岩井 重人氏、左側には代表取締役社長の田中 俊和氏です。

今回で3回目の住友不動産販売ステップフォトコンテストは、何と4万点近い応募数とのことでコンペティションとしても大変に名高い賞になりました。

写真文化の継続と発展を支えて頂けることは、プロ写真家や写真愛好家には大変に有り難いことだと思いました。競うことで、写真はより高次な芸術として発展することができるのではないかと思います。

審査員のアサヒカメラの編集長 佐々木 広人氏。

大手写真誌の編集長をされておりますから、様々な作品の評価に長けているお方です。

ときに鋭く、ときに面白く(笑)

聞いていてとても楽しい作品解説をされておりました。編集長の話術で会場も盛り上がっておりました。


式を終えた後は審査員の先生方とアットホームな雰囲気で楽しい時間を過ごせました。

写真左上はネイチャーフォトで有名な高砂淳二氏。

いろいろと会話をさせて頂く中で「自然風景と人にも対話がある」とおっしゃられたときの言葉は私の心に残るものを感じました。その意味といいますか、風景に対して肌身や精神で感じるというのは凄く大事なのだということが印象的なものとして心に残っています。確かに人間も自然の一部です。


写真右上は作家の椎名誠氏。

お写真に対してまっすぐな気持で講評されていたことが特徴的でした。
人物の写っている風景写真では、人間のもつ優しさであったり、あるいは素朴でシンプルな作品の中に作者の気持が写り込んでいるところに評価を置いた解説は、全ての芸術の根幹だというふうに私も思った次第です。


今回の表彰式では、上位入賞者の作品を一点一点、審査員の先生方が本当に丁寧に講評しておられまして、受賞されたプロ、アマチュアを問わず、それぞれに得るものがあったのではないかと思います。

 記念品のお宝です。

私はグランプリを受賞させていただきまして、恐縮ながら高い評価を頂戴することになりました。それはとても嬉しく思いますし、感謝の気持でいっぱいです。

しかし、それ故に考えさせられることも多くありました。

プロフェッショナル部門の写真家や写真従事者の作品は当然ながら接戦だったと思いますが、とくに一般応募の作品には活き活きとしていて輝くものがありました。

絵はがき的な様式美にとらわれず、自分なりの風景写真として作品づくりにチャレンジしている点には心より敬意を表したいと思います。

これはプロ写真家が失いがちなことで、守るよりもどんどん攻めて行く姿勢を忘れてはならないし、写真のもつ力であるストレートな表現で勝負することの重要さを再認識させられるものです。


美の追求。


芸術というのは本当に果てなきものだと思いました。。。